宮崎の蜜源植物
宮崎県は、太陽の恵みと豊かな自然に囲まれた“蜜源の宝庫”です。
春になると、レンゲ畑が一面に広がり、里山にはソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇ります。
初夏にはミカンの清々しい花が香り、秋にはクロガネモチが白い可憐な花をつけます。
これらの花々は、どれも宮崎の養蜂家さんたちが大切に守り育ててきたハチミツの源(みなもと) です。
わたしたち宮崎県養蜂組合は、これらの蜜源植物を有効に活用することによって消費者に良質で安全なハチミツをお届けし、また園芸農家にとってなくてはならない受粉交配のお手伝いをすることで地域の農業の振興に貢献する活動をしています。

宮崎のおもな蜜源植物
サクラ(3~4月)

•バラ科の薬葉広葉樹
•観光地などに多く植樹
•ソメイヨシノやヤマザクラ等、多くの品種がある
•天候にて開花・竜蜜状況が左右されやすい
ナノハナ(3~4月)

•アブラナ科の花の総称
•黄色い花は春の風物詩
•畑でなく河川敷や堤防にも植えられる
•早春のミツバチ育成に活用される
レンゲ(3~4月)

•マメ科の越年草
•和名:ゲンゲ(紫雲英)
•水田の緑肥として活用が見直されている
•レンゲのハチミツは希少性もあり人気
ミカン(4~5月)

•ミカン科の常緑低木
•宮崎県でも多く栽培されており、品種は様々
•開花時期が短く、天候の影響を受けやすい
クロガネモチ(5月)

•モチノキ科の常緑中高木
•秋に赤い実がなる
•街路樹や低木として活用される
•花はとても小さいが、ミツバチが好んで訪花
ハゼノキ(5月)

•ウルシ科の落葉小高木
•秋に葉が赤くなる
•かぶれる木として有名だが、ハチミツはかぶれない
•山間部に多く自生、黄金色のハチミツが採れる
カラスザンショウ(7~8月)

•ミカン科の落葉高木
•樹皮に鋭いトゲがある
•伐採跡地などでいち早く伸びる先駆植物
•蜜源不足の夏季に柵貴重な蜜源植物
セイタカアワダチソウ(10~11月)

•キク科の多年草
•北アメリカ原産の帰化植物
•他植物の成長を抑える作用(アレロパシー)を持つ
•秋のミツバチ育成に活用される
ソバ(3~4月)

•タデ科の一年草
•穀類の一種
•花の色は白が有名、淡紅や赤など様々ある
•花の香りは独特で、ハチミツは濃い褐色